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4年ぶりにソフトウエアをMC5.5に更新 [Avidソフトウェア]

およそ1年ぶりのブログ更新である。まぁ、たいていはトラブルに直面しないと記事も書かないものだから、それだけトラブルなくきたというか、仕事量が減ったというか・・・。

さて、今回、アビッドテクノロジー社がMedia Composer(以下MC)Ver.5.5へのアップグレードキャンペーンを行った。もう何度か行っているようで、弊社もようやく、重い腰を上げ、XpressPro5.7.2からアップグレードすることにした。

  ↓ パッケージがDVDサイズになったMC5.5

AvidMC5.5

アップグレードキットにはMC5.5ソフトと、アクティベーション用シリアルナンバーとアップグレードキー、バンドルソフトが数種含まれる。

 MC5.5ソフトウエアは、AvidUSサイトからも無償ダウンロードでき(ユーザー登録が必要)、30日無償使用できる。その後はライセンスを購入し、認証画面で入力すると引き続き使用できる。

 Finalcutユーザーを意識した操作方法の追加や、相互のメディアのやり取りが簡単に行えるような変更が 行われている。

 

 

 

 

アップグレードに至る理由は2つ。

ひとつは、仕上げのポスプロ編集室にMC5.5が増えてきたということ。DNxHD145などのHDメデイアはXpressProでも編集でき、ほぼ完パケに近い状態まで仕上げ、MCの編集室で仕上げることができる。ただ、昨年何度か経験したのだが、XpressProで作成したシークエンスをメディアドライブごとMC5.5へ移行すると、レンダリングファイルを認識しない。時間をかけて編集したものが、またレンダリングのタイムロスを生む上に、テロップなどのインポートメディアを読み直さなくてはならない場合もある。

また、その逆もあってMCで仕上げたメディアをXproで再現すると、インポートファイルの一部が上部半分しか表示されなかったりと、不具合も多いため、ソフトのバージョンをあわせることにした。

もうひとつの 理由は、OSの進化である。WindowsXPもWindows7へと移行しつつあり、Avidでは、今回のMC5.5が32itOSをサポートする最後のバージョンとなる予定だということ。これからは64bitのOSでなければ動かないようになって行くようだ。さらに、ライセンス認証が今までのドングルキー方式から、インターネット回線によるオンライン認証に変わったこともUPグレードを決めた要因である。

SN3N0711.jpg

 ← XpressDV3.5時代からの懐かしいドングル。何度かアップグレードを重ねて来た。当時のドングルIDが継続して使われる。

 

 

 

 

 

 

弊社はラップトップやデスクトップで現場や編集室で使い分けているため、ドングルを持ち出すことが多く、なくしはしないかと、いつも管理には慎重にならざるを得ないし、抜き差しの回数も増えれば故障する危険性も増える。 オンライン認証のアクティベート方式だとその心配はないが、ネット環境が必要であることと、ソフトウエア上で行うので動作の確実性に不安が残る。どちらも一長一短だが・・・。

SN3N0713.jpg 

   MC5.5.2のライセンス認証画面

 

さて、今回のトラブルはこのオンライン認証で複数のマシンを使い分けることにあった。

MC5.5ソフトウエアはインストールはできるが、立ち上げるときにライセンス認証画面が出て、認証しなければ使用できない。別のマシンに移動する時は、前に使用していたマシンのライセンス認証の解除を、オンラインで行なわなくてはいけない。この作業はソフトウエアの実行中にスペシャルメニューから行うのだが、この時点でのトラブルである。

AvidUSサイトをはじめ、国内外のサポートを見尽くしたが、原因がわからず、またもや自分で各種の実験をして、「きっとこれだな」と思える解決方法を見つけたのである。

「Avid Media Composer 5.5.2 ソフトウエアライセンスの解除ができない件」

解決方法リポートは次回へ・・・

 


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コメント 5

susumun

私も、XpressPRO HDから、バージョンアップの機会を
何度も、検討している途中です。

アメリカでは
既に、Ver6.0が発表されてました。
http://hollywoodreinvented.com/2011/07/exclusive-sneak-peak-at-avid-media-composer-6-0-interface/
by susumun (2011-08-12 23:18) 

Take3Produce

susumun 様
ご訪問いただき、ありがとうございます。
XpressPRO HDもいいソフトですね。
HD-SDIデジタイズを別のマシンでやれば、
まだまだHD編集に対応できますよね。
うちはMCにしても、まだHD-SDIデジタイズは別の編集室でやってます。ハードウエアを揃えるにはお金がかかるので。。。

by Take3Produce (2011-08-16 05:45) 

susumun

お久しぶりです。先日、XpressPRO HD5.6で、2時間モノの編集をして書き出しをしていたら、どうしても、音声のズレが発生してしまい、困りました。この症状は、サポートに問い合わせたとき、バグとしてAvid社も認めてました。あまり、公にはしてませんが。短い尺なら、出ないようです。また、再起動で、回復するらしいですが・・。
5.5が出たら、もうMC6.0が正式発売となったので、アップグレードの準備をしています。今まで、WIN版を使ってましたが、バージョンが上がるたびに、要求ホストPCのスペックが上がり、HP Z400とかZ800で、システムをそろえると、個人営業としては、予算がたりないので、これを機にMAC版にして、iMacでの運用を検討しています。MC6.0から、ブラックマジックデザインが自社の周辺機器をすべて、Avid対応にしてくれた(凄いことです)ので、Mojoなどの効果な純正I/Oを使わずに、ハイビジョンモニタリングが出来るのは、とても助かります。
by susumun (2012-02-07 14:33) 

susumun

やっと、今月、Avid をMC6.0にバージョンアップしました。
PCも、HP XW8000から、HP Z200にしました。

私は、ドンク゜ル版で使い続けることにしました。
MACでも、使いたいと思っていて
認証関係がややこしそうなので・・・・。

初めて知ったのですが
ドングルをアップテートすると、過去のバージョンは使えなくなると
販売代理店から言われてましたが
なんと、過去のXpressPROも メディアコンポーザーもすべての過去の
バージョンが使えるようです。

試しに、MC4.0をAvidのサイトから落としてドングルを挿したら
問題なく起動しました。
今、MC6.0は、WIN7 64bit で使用していますが
WIN XPのノートPCがありまして
MC4.0なら、XPのノートでも使えたので
出張用として、利用しようと思っています。
by susumun (2012-04-03 23:03) 

Take3Produce

susumun 様
気づくのが1年もかかってしまいました。すみません。

>なんと、過去のXpressPROも メディアコンポーザーもすべての過去の
バージョンが使えるようです。

私も知りませんでした。私はネット認証にしたのでドングルはまったく使い物にならなくなってしまいました。複数台同時使用ができてしまうといけないということでしょう。ドングル使用版にしておくとよかったのかも知れませんね。
またお気づきの点がありましたらコメントください。ありがとうございます。

by Take3Produce (2013-03-19 13:52) 

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